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UT(超音波探傷検査)

医師の行う打診、西瓜を叩くなど古くから音を使った検査が行われてきました。
科学技術の発達により、耳に聞こえない高い周波数の音が利用できるようになりました。
音は粒子の振動であって、通常人間の耳に聞こえるのは個人差もあるが振動数(周波数)が50~20,000回/秒(Hz)です。
これ以上の振動数の音波を超音波といいます。

超音波探傷では500kHz~10MHzが実用されています。
音波は電波や光にくらべてその伝搬速度は著しく遅く、音は物質がなければ伝搬しないので、その物質の性質によって伝搬速度も変化します。
例えば、空気中の音の伝搬速度は約340m/s、水では約1,530m/s、鉄では約5,000m/sです。
一方、光や電波は30万km/sです(3×10e8m/s)。
また、気体中では減衰しやすく、液体や固体では効率よく伝搬します。
超音波はその伝搬速度が遅いゆえに距離を測定するのに便利です。
具体的には、超音波を発射し、反射波が帰ってくるまでの時間を測定することにより距離を計測する事が出来ます。
応用としては、超音波厚み計(鉄板などの厚みを測定する)などがあります。

また固体などの内部の欠陥などを探す方法でもあります。
固体内部に超音波を発射し、内部に欠陥などがあると、超音波が発射します。この反射波のありなしや時間などで、キズのありなしや、キズの位置を測定します。
大型発電機のシャフト、大型船の船体の溶接部分、原子炉などで使用されています。